市議会議長所信表明
この度、第26代市議会議長に就任をいたしました。議長選挙にあたっての所信表明を以下にて掲載します。
東京都最年少の市議会議長として私の持てる力を全て尽くして責務を果たしてまいります。

議長選挙にあたり、私の決意を申し上げます。初当選から6年の月日がたちました。
当選のご挨拶で私は、「小平市には都心の抱える課題がある、農業など地方にある課題もある。だから小平市が抱える課題を解決することができれば日本中の課題解決につながり、最終的には世界へ発信をすることができる可能性がある」とご挨拶をさせていただきました。その想いは今も変わりません。
今、私たちは、未曾有かつ長期にわたる国難の中にあります。新型コロナウイルス感染症の1日も早い終息を目指し、コロナ禍で困難を抱える市民の暮らしと命をまもり・支え、地域経済の活性化を市議会と市当局が一丸となって取り組むことが重要であります。
さらに人口減少・少子高齢化社会による社会保障費の負担増、テクノロジーの進歩への対応・地域経済の再建、震災などの災害対応策、教育福祉の充実など多くの課題に取り組む「公共政策」を担う自治体の役割は非常に大きな存在であります。
このような課題を乗り越えていくには、二元代表制のもと市民の代表として、私たち議員は市民の声を聴き、真摯に受け止め小平市の意思決定機関としてその責務を果たしていかなければなりません。市議会議長はそうした市民の代表の議員のみなさまから選出されるわけでありますので、公平公正・公明正大の存在であることが求められると考えます。
その上で、議会として目指すべき方向性について次の点を言及いたします。
・議会として「すべては小平市民のために」という観点ですべての判断を行うこと
・二元代表制として市政をよりチェックできる強い議会であること
・議会をより多くの市民のみなさまにわかりやすく身近で頼れる存在としてご理解をいただける取り組みをすること
・議会として市民の声をかたちにして、より具体的な政策につなげられる能力を発揮すること
・オンラインでの視察・議会の中継等、ICTをはじめする時代に即したテクノロジーの活用を推進し効率的な議会運営をすること
議長は大役です。議会代表権、議事整理権、秩序維持権、事務統理権4つの大権(権限)をもって議会運営に責任を持つという事になっていますが、私は、第一義としてお一人お一人の議員が最大限その力を発揮できる環境づくりに全力を尽くしてまいりたいと思います。
これまで会派の幹事長や常任委員長をつとめ皆様とお仕事をする中で、大変大きな学びをいただきました。様々な考えの立場の方と議論し、意見交換をすることで小平市民のためを最優先に考えて結論を出していかなければならないことを痛感いたしました。このことは皆さんとともに議会運営を担っていく基になるのではないかと思っています。
私たちは、この国難において社会課題を解決すると言うミッションを有しています。多くの市民のために、みなさま議員お一人お一人が最大限その力を発揮し、社会課題の解決ができる環境づくりを私の最大の責務と捉えて、全集中します。
議員各位のご賛同を心からお願い申し上げまして、私の所信表明といたします。