小平市の新型コロナウィルス対策 6つの課題

小平市の新型コロナウィルス対策 6つの課題

質問件名 市長の新型コロナウイルス感染症対策は不十分。来年度の市政運営にビジョンはあるのか

主張のポイント
新型コロナウイルス感染症対策は市町村によって大きく異なるものとなった。
市民の声を十二分に聞いていたのか、様々な指標・データ等の数値を抑えているのか、スピード感を持って取り組めているのかを質問しました。



Question point1:ビジョンがない!市長のリーダシップがない!

小平市には新型コロナウイルス感染症対策の基本方針があるか、ある場合はお示しください。

▶︎松岡的POINT:
「事業をする上で方針がない。」これはリーダシップの欠如である。トップが方針を示さないと組織は一丸となって動けない。

11月の臨時会で小平市の新型コロナウイルス感染症対策予算は総額約43億円ということだが、その大部分は国と都からの公金であり、市の独自の予算は約2億円という答弁であった。本件に関して正確な国・都・市のそれぞれの持ち出しはいくらなのか。

▶︎松岡的POINT:
①市のコロナ対策はこの事業費で十分か 国・都からもれている市民が市3億6千万円で救えているのか
②3.6億円は何に使ったのか?   ③効果は? 
④執行率を算出できないのはなぜ?

Question point2:見通しがあまく執行率が悪い

市の事業者支援・経済施策の現段階での検証を問う。本来、一般会計補正予算第2号では4月と5月で5億円を予算額として単月2.5億円が市内に行き渡る見込みであった。現状今年4月から来年3月に渡る一年間の施策となり単月約4,100万円となっており経済支援が薄くなっているのではないか。

▶︎松岡的POINT:
①市の見込み違いで、1ヶ月平均で見ると経済支援が薄くなっている。

市の主な経済支援策である①小平市中小企業等家賃支援給付金、②キャッシュレス購入へのポイント付与事業③小平市事業者向け感染防止徹底協力金はそれぞれの予算額・現時点での執行額・執行率はどうなったか。

▶︎松岡的POINT:
コロナ対策が不十分であるという根拠
①当初市が建てた予算とは異なる答弁をしている。答弁がおかしい。
②⑴⑵はそれぞれ当初の予算はいくらでそこから執行率を算出する本当の執行率は?この執行率はどのような見込みだったのか?
③この数字を隠していることが「コロナ対策が不十分であるという根拠」であることの証左です。

▶︎松岡的POINT:
本当にこれだけの経済効果が出るのか?委員会で説明したことを履行できるよう全力をつくすべき

Question point3:施策のスピード感がない!本当に必要なコロナ対策なのか

市長提案の新型コロナウイルス感染症対策である①公共施設予約システム利用対象施設拡大②証明書コンビニエンスストア交付サービス導入に向けたシステム構築③ルネこだいらの入口の自動ドア化④本庁舎及び健康センターエレベーター改修に関して現状はどうなっており、それぞれいつ完成し、いつから利用開始ができるのか。

▶︎松岡的POINT:
①上記は不急のコロナ対策ではない!事業開始できるのが遅すぎる!もっと他にやるべきことがある!
②本当にこれらの事業はコロナ対策なのか?

▶︎松岡的POINT:
財務省の審議会の中でコロナ対策とは理解しにくい事業に関して問題視されている。今回はたまたまほかの自治体が取り上げられているが、小平市の事業も何がコロナ対策なのか今必要なものなのか「直感的には理解しにくい」。少なくとも私の周りの市民には理解はされなかった。

国や都の新型コロナウイルス感染症対策交付金の執行率は。交付金は執行できなかった際返還の必要があるか。返還時期はいつか。

▶︎松岡的POINT:
①変換する必要があるというのは何を根拠にして述べているのか
②前頁のように国の方で議論が進み、コロナ対策でないと小平市の事業が判断された場合どのように責任をとるのか

Question point4:市内全域の漏れをすくいきれていない

 仮に市の予算で執行率が低い場合対象を選定するなどし子育て、高齢者、ひとり親世帯等へ直接給付する事はできないか。

▶︎松岡的POINT:
小平市長のこれまでの答弁で国と東京都のもれのある支援をするとのことだが、まさにそのために事業者支援をできないか。

 大学連携事業は新型コロナウイルス感染症対策においてどのような機能を果たしているのか。他市では大学生の雇用等の支援を行なっているが大学が多いことを特色として謳う市は大学生の雇用等の支援ができているのか。

▶︎松岡的POINT:
①大学側はどんな「情報提供」を求めていているのかヒアリングをしていない。大学生はどのような「情報提供」を求めているのかも把握をしていない。大学連携は名ばかりで、連携をしていない。いまこそ大学連携を強化すべきです。

Question point5:ピンチをチャンスにできていない

有効求人倍率多摩地区平均0.6 小平市0.33に対しどのような認識があり市内で雇用創出しているか。雇用創出のために民間企業と連携できないか。

▶︎松岡的POINT:
①ハローワーク就職情報室と連携して雇用はどのくらいうむことがでたのか目標数値をつくるべき!
②すだち、商工会、市内大企業との連携を進めるべき!
③企業が雇用したらその分補助をするつくるなど雇用促進施策を進めるべき!

現在市の公共施設のWi-Fi環境は脆弱である。災害時や就業環境の支援のために市内全公共施設のWi-Fi環境整備事業ができないか。仮に市民が使用出来る公民館・地域センター等でWi-Fi環境整備した場合の全体のコストと一施設あたりのコストは。

▶︎松岡的POINT:
①国分寺市は7000万円かけて公共施設等WIFI整備事業実施した。

例えば、保育士などのエッセンシャルワーカーへの支援はなぜしないのか。保育現場は平時からの厳しい労働環境に加えて業務は増加している。さらに、自己の楽しみや生活の自主規制など対策を講じているものの保育現場においては園児との濃厚接触は避けられず日々心労は多大である。

▶︎松岡的POINT:
①保育士等の個人への支援がない
全国市議会議長会 第221回理事会、第109回評議員会 合同会議で待機児童解消にむけた人材確保施策の充実について議決されている。 次頁参照

②小平市は待機児童対策で緊急対策をする。
令和2年4.1では63人増の159人になっている。特に1、2歳児は128人になっている。これは全国的にみてもトップクラス。どのくらいの位置にいるのか。保育士をきちんと確保しなければならない。保育士にやさしいまち小平をPRする意味でも実施しする必要がある。

体温計・アクリル板・アルコール消毒液等コロナ対策に必要な防災備品は充足しているのか。現状どのような配備状況なのか

▶︎松岡的POINT:
防災倉庫の備品は防災訓練をしてみるので、そこで検証をします。
以下、コロナ禍における防災シミレーション
https://www.facebook.com/小平五小地区-防災シミュレーション-112489117283921/

生活困窮者支援施策を進める必要がある。生活保護相談件数・申請件数・保護決定に関して現状と今後の見通しを数値データで示して欲しい。また、対策として家計ソーシャルワーカー育成・派遣事業を行うことで「生活困窮を防ぎ働きを続ける」ことにサポートをすることができないか。

▶︎松岡的POINT:
①まさに、住居確保給付金等が終了すると生活保護にいたるかたの数は増える危機感がある
コロナが発生してからの住居確保給付金の全体の⑴申請件数⑵決定件数⑶12,1,2,3月で期限が切れる予定の方のそれぞれの数を把握していないのであれば早急に確認をして対策を。

▶︎松岡的POINT:
②専門的知見を持ったファイナンシャルプランナーが、相談者といっしょに家計の状況を確認し、家計の見直しを支援します。税金の支払いや借金の整理なども含めて様々なアドバイスをします。ファイナンシャルプランナーが、相談者といっしょに家計の状況を確認し、家計の見直しを支援します。税金の支払いや借金の整理なども含めて様々なアドバイス!

Question point6:未来に対しての先手がない

令和3年度予算編成方針では「2小平市の現状(1)小平市の課題の中で市内経済活動を支える」とあるが、3基本方針の中で「(2)新しい生活様式に対応した取組の推進」では経済活動を支えることに関して触れられていない。経済支援を記載すべきと考えるがどうか。

▶︎松岡的POINT:
①課題に「経済」に記載をしておいてなぜ基本方針の中に「経済施策」に入れないのか。
新型コロナウィルスの対策として来年度「経済施策」を行わないのはありえない。

令和3年度の予算編成方針 https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/85735/085735/att_0000002.pdf

来年度の個人市民税・法人市民税等の税収はどのような具体的な数値見通しを持っているのか。

▶︎松岡的POINT:
来年度の税収の見通しがない。これも早急に調査を行い、市民の代表である議会に示す必要がある。

小平市の現状

1、ビジョンがない リーダシップがない
コロナ対策の指針がなく、組織としての方向性が不明瞭だった。
そのため、コロナ対策として関係ない事業が入ったり明らかに事業のスピードが遅いものなどが計上されてしまっている。指針で必要性、迅速性、緊急性などを示せばこんなことにはならなかった。

2、見通しがあまく執行率が悪い
執行率 家賃支援100%▶︎9.166% 1ヶ月平均 2.5億円▶︎4100万円 
キャッシュレス 購入ポイント付与 2億6000万円▶︎171万4,162円

3、施策のスピード感がない
公共施設予約システム利用対象拡大R4.4を予定
証明書コンビニエンスストア交付サービスR4.1以降
ルネこだいら自動ドアR3年度中
市庁舎・健康センターR4.3以降

4、市内全域の漏れをすくいきれていない
大学生、外国人、医療、補助のない市内事業者への支援を行うこと

5、ピンチをチャンスにできていない
オンライン施策、保育士医療などエッセンシャルワーカーへの支援を行う 

6、未来に対しての先手がない
SW専門家確保などを行うことが必要! 
来年度の数字見込みを早急つくる必要がある!

小平市は「コロナ対策のビジョンがない・リーダシップがない」
このことがコロナ対策が不十分だった根本的な要因となっている。