学校エンジニアリング@横浜市立東山田中学校
【学校エンジニアリング@横浜市立東山田中学校】

予防できる重大事故”から子どもたちを守るために「子どもの事故予防地方議員連盟」として(全国の地方議員約100名が参加)全国的に先進的な動きをしている横浜市立東山田中学校の学校エンジニアリングを視察しました。
体育館、教室、屋上、理科室など事故リスクのある場所の具体的な対策方法をご案内いただきました。地域のコミニティースクールがきっかけとなり導入された事業です。
小平市でもコミニティースクールの全校実現の量的側面と質的側面とは大きな差を感じました。
まさに地域が深く学校の課題に対して向きあい、学校も連携する課題解決に向き合う姿勢を感じました。議員連盟https://kodomo-jikoyobo.sub.jp


●学校エンジニアリングとは・・・?
学校でのこども達のケガを減らすためには学校施設や設備の点検が必要だが、ご承知のとおり学校の先生方は大変多忙で、これ以上の業務をお願いすることは難しい。
そもそも学校の施設や設備の点検や検査は、先生方の本来業務ではない。そこで、学校医のように、ある程度の期間その学校に関わって、学校の施設や設備の点検を担当する「かかりつけエンジニア」を設置してはどうか、という声が技術士の皆さんの中から上がった。
●どんな効果があるのか事故を経験する教職員は決して多いわけではなく確率的には少ないものではある。
しかしながら事故予防は今後求められるものであり教職員にも負荷が生じる。
事故を減らすことに加えて教職員の負担減少のためにも専門的知見を持ったエンジニアが助言することで子ども・児童生徒の事故を減らすことができたいできる。2023年3月3日、消費者安全調査委員会から「消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告−学校の施設又は設備による事故等−」が公表しておており、消費者事故調の中川丈久委員長は「労働者よりも、学校での子どもの安全が確保されていないことが調査で明らかになった。
教職員に丸投げするのではなく、社会全体で子どもの安全について見直していかないといけない」という調査委員会の委員長の発言もあり「外部人材の必要性」についても言及している「消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告−学校の施設又は設備による事故等−」https://www.caa.go.jp/…/assets/csic_cms101_230301_02.pdf
●今後の課題
・エンジニアリングの調達と養成地域社会の中で子どもの事故予防についてコミットできるマインドとスペックを持ったエンジニアの確保。人件費の課題も含む
・台帳について学校にある備品はすべて「台帳」に記されておらず「誰が寄付したのかどのように管理しているのか」よくわからないものもある今後デジタル化などを通して台帳での管理が必要本件は会派としても市長要望をしていることから引き続き連携をいたします。

