子どもの事故予防地方議員連盟研修会
テーマ「子どもの医薬品誤飲事故を防ぐために」
子どもの事故予防地方議員連盟研修会を参議院会館で開催しました。
(感染対策のためオンラインとリアルハイブリット開催)子どもの誤飲事故なとを予防するために地域から始めることの大切さを感じました。少子化時代に、いかにして皆で子どもを守るべきかに ついて、国民の意識を高めるための方策を実行すべき 様々な機会で国民啓発が必要であるが、「敬老の日」や 「子どもの日」等にグッズを配って啓発するのも一つの 方法ではないか、(地域における活動が重要)チャイルドレジスタンス(CR)、医薬品やライターなどの製品を簡単に操作できないようにして、子供のケガや事故を予防する仕組みを地方や地域から機能させる必要があります。
=====内容メモ======
●第一部:宗林さおり先生 岐阜 医療 科学大学 薬学部教授 「子どもの医薬品誤飲事故の実態」●第二部:土屋文人先生(一社) 医薬品 安全 使用調査 研究機構 設立準備室室長「子どもの医薬品誤飲事故防止に関するこれまでの研究経緯と課題解決 への考え方」
【第一部】
●専門機関公益財団法人日本中毒情報センター本人が飲んでしまうものに青い箇所が多い症状が出たのは1割
●誤飲医薬品の事故の数は増えているたばこの誤飲事故は減少傾向。他方医薬品の誤飲事故件数は減少しておらず、平成25年には(94件)の医薬品誤飲事故件数となり、最後の調査が平成30年に実施されているが、医薬品の誤飲は109件とやはり増加している。(「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」)●子供本人による誤飲事故が圧倒的に多い症状を有した医薬品の誤飲事故うち子供本人による誤飲が764件、87.9%と多かった。そのほか大人の与え間違い(医薬品の取違え、飲ませ違い)、使用時のアクシデントが見られた〇子供本人の誤飲事故の発生場所は自宅が96.5%、台所と居間が多数を占めた。(時間的には18~19時に集中していた)●誤飲事故の子供の年齢子供本人の誤飲事故で症状を有した764件のうち、誤飲した子供の年齢は1~2歳が549件(71.9%)を占めている。●誤飲した医薬品の種類子供本人の誤飲事故で症状を有した764件において、延べ871剤の区分で医療用医薬品が563剤(64.6%)、一般用医薬品256剤(29.4%)〇誤飲した医薬品がわかった422剤について内訳を確認したところ、大人用が275剤(65.2%)、子供用が145剤(34.4%)
●対策チャイルドレジスタンスの導入▶︎厚生労働省に意見具申したCR放送容器の導入は全品目数の累計5751のうちCR品は1,7%で導入が進んでいない現状であった。
【第二部】
●薬物の安全性とそれをとりまく環境の安全物の安全性と使用の安全性加えて薬害防止によって安全性が出来上がる。
●厚労省誤飲の防止の通知世界基準はボトル調剤が多い箱のまま渡す世界ではチャイルドレジスタンスが基本になっている。
●対策としてこどもの試験は難しい。ボトルであけるいまのPTP開封強度を調査PTPのシートを変える・メタル指標中身が見えないから薬剤師が拒否する・色を変えてみる・味を変える(りかちゃん人形の足は苦い子供に苦いという行動抑制をつくる)
●欧米と日本の違い海外 販売 マージン日本 調剤 専門職のみ数を数えることが技術包装は〇円五円の薬に 2.5円の包装をつけるには許されない?●PTP・数が多い日本七百種類ある薬を多くのみすぎている・SDGSとしてPTPを使用することが許されるのか
●薬剤師が調剤時点で工夫できないか調剤の外部委託 経団連
●子どもの誤飲事故防止における考え方ま じ め:医薬品、タバコ、電池等が個々でCR対策を 考える不まじめ:自己責任・親の監督責任の問題であり、 業界等は啓発等を行えば良い非まじめ:対象物個々のCR対策を考えるのではなく、 子どもに害を及ぼす可能性のあるものを全体として隔離する方法を考える
子ども事故予防#誤飲防止#チャイルドレジスタンス






