全国42名超党派の議員を代表して、コロナにおけるマスク着用と子どもの安全性確保厚生労働省、文部科学省への要望行動
全国42名超党派の議員を代表して、コロナにおけるマスク着用と子どもの安全性確保について、矢口 真由・町田市議(事務局長)、佐藤篤・墨田区議(会長)とともに、厚生労働省、文部科学省への要望行動を行いました。要望にあたっては、古川 康・衆院議員のご協力をいただきました。
ありがとうございました。
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文部科学大臣 萩生田 光一 様 厚生労働大臣 田村 憲久 様
子どものマスク着用に関してのガイドラインの変更等について(緊急要望)子どもの事故予防地方議員連盟
会長 佐藤 篤(東京都墨田区議会議員)
日頃より、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する様々な対策に取り組んで下さり、誠にありがとうございます。
私ども子どもの事故予防地方議員連盟は、予防できる重大事故から子どもたちを守るために活動している、超党派・全国の地方議員で構成する団体です。さて、新型コロナウイルス禍における子どものマスク着用に関しては、公益社団法人 日本小児科医会や 世界保健機関(WHO)の声明をはじめ、子どもの心身への様々な影響を懸念する声があがっておりますが、当議員連盟所属の議員のもとにも、幼稚園や保育所等でのマスク着用についてのご意見やご不安の声が寄せられたことから、調査研究を行わせていただきました。
そこで、各省庁から発出されております感染症ガイドラインや通知について、以下の要望をさせていただきます。
参考資料として、当議員連盟にて実施しました緊急アンケート調査の結果も添付しておりますので、要望事項と併せてご高覧賜りますと幸いです。貴省の皆様方のますますのご発展と、新型コロナウイルスと共に生きる子どもたちの健やかな成長を心より祈念申し上げます。
要望事項
1、 文部科学大臣への要望事項令和2年6月16日に厚生労働省より発出された「新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&Aについて(第六報)」の問17において、保育所等における園児のマスク着用についてより具体的な見解を示した事で、保育園においては園児のマスク着用について認識が統一されてきていると想定される。(参考資料5頁参照)
一方、幼稚園に関しては、保育園と比較し対応にばらつきがある事から、園児のマスク着用について混乱が続いていることが想定される。(参考資料6頁参照)
文部科学省においても、幼稚園に対し、より分かりやすい通知等の発出を検討されたい。
2、 厚生労働大臣への要望事項1 当初、新型コロナウイルス禍における園でのマスク着用に関しては、事務連絡「保育所等における新型コロナウイルスへの対応について」において、「保育所における感染症対策ガイドライン」(以下、「ガイドライン」という)を参考にして対応をするよう指示があったが、ガイドラインの内容の解釈が園により異なる事態が発生し、現場や保護者の間では混乱が生じた。
その後、「新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&Aについて(第六報)」の問17において、園児のマスク着用について詳しく追記される事で、保育所等では統一的な対応がなされるようになった。以上の経緯より、現在のガイドラインにおける園児のマスク着用についての記述は内容に不足があると考えられることから、「新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&Aについて(第六報)」の問17において示した、園児に一律にマスクを着用することは求めていない点などのガイドラインへの追加を検討されたい。2 子どものマスク着用については、「熱中症、窒息、心臓や肺への負担、皮膚のトラブル、顔が見えない事で体調変化に気が付きにくい事、視界不良による事故の発生」など、さまざまなリスクについて各分野の専門家が発信している。子どもたちの健やかな成長を守るために、子どものマスク着用による危険やリスクについて研究し、ガイドラインへの追加を検討されたい。
以上



