【玉川上水を世界遺産に】
「武蔵野台地の新田開発と玉川上水」という玉川上水ネット10周年記念の講演会・展示会にお招きをいただきました。講演・展示ともに非常に精緻に調査がなされており、その調査や研究の結果をわかりやすく伝えてくれています。展示は明日まで。玉川上水ネットの会として未来に玉川上水を残すためにも世界遺産を目指しています。講演会での主な内容です。玉川上水に関わる大学関係の多くの見識・知見をお持ちの方が多くこられました。玉川上水の活用についてはより具体的な活性化のアクションを検討する必要があり、小平市が担う役割や期待の大きさをも感じたところです。





==主な内容==
●「玉川上水の本質は水路。水が流れることが本来の存在意義である」
●テリトーリオとしての玉川上水※:テリトーリオとは:イタリアのまちづくりの地域の文化、歴史、環境、その土地の農産物の価値を高め、都市と農村の新しい結びつきを生む社会システム概念である。そしてそこには、地域住民が主体的に活動するロジックが含まれている。世界の水道について ローマ カナート ミラノ(運河都市)水車の重要性 ボローニャ(絹織物) アメリカ(東北)日本は水車の活用は・・・?玉川上水はこうした世界の都市の水の文化と比較しても十分に世界遺産の可能性がある。
●こだいらの玉川上水はなぜ魅了されるのか近世の新田開発の様相を今も維持している水路網と水利調整も維持されている関が本流 本流 田無用水 支流 鈴木用水玉川の河川水が街に流れ新しい水利展開の可能性を求めている小平の水 水道の最初の水が流れている
●玉川上水とは羽村から日本橋・神田川 までの一連の水域である。(河川 公共水域など)江戸城の総構えの前に構想があったのかもしれない
●浄化システム外から水を引っ張らないと浄化につながらない水をきれいにしたい。オリンピックのレガシーで清流の復活を。
●世界遺産にしたい国史跡より広い視野の保全対策川で全体の自然が成り立っている雑木林・・・今の世代でやらないと興味や関心は廃れてしまう講演会はお三方より講義・報告・講評がありました。小川望 氏 小平市学芸員辻野五郎丸 中央大学陣内秀信 法政大学



