2022/08/17

【東京都議会着院と日野市議会議員の行政視察:小平市への視察小平市の学校給食の地場野菜利用向上の取り組みと農業進行について】

東京都議会の都議3名、日野市議会議会議員の方が小平市へご視察にお越しいただきましたので、ご挨拶をさせていただきました。日野市さんとは人口数も近く近隣市ということもあり、行政施策を参考にさせていただいております小平市の特徴の一つは都市に農業があること。

平面的に草木などの緑が、建物の敷地を覆う割合である緑被率の推移は平成18年においては34.3%、平成29年においては、29.2%で減少傾向ですが、市民のアンケートなどをみると市民として緑があること農があることに魅力を感じている方が非常に多いです。

小平市の地場産野菜は2004年に小学校2.3%中学校3.9%だったものが、現場30%を超えています。この事業に対しての市内外の評価としては、ご挨拶にあたり市民の声をお聞きすると、市民(小中学校)からは農業が身近になった、野菜が美味しく感じられる。農家さんからは、価格・供給先が安定していて良い。学校(保育士)食育につながるなどの効果がある。などというものがありました。

市外の評価としては学校給食への地場産農産物供給を起点に「食べて学んで体験する」食育活動を展開が評価され「第5回食育活動表彰」教育関係者・事業者部門 農林漁業者等の部でJA東京むさし小平地区が農林水産大臣賞を受賞していることまた千葉商科大学の研究論文によると「地場農産物の利用と供給の拡大である。小平市では,個別方式が先発的に取り組 まれていた。後発的に始まった団体方式が個別方式の妨げになるものではなく,農家や小 学校に配慮しながら個別方式を優先している。つまり,個別方式と団体方式の共存が特徴」「学校給食に係る関係者,団体が地場農産物の導 入プロセスに参加できる環境とその主体同士の連携・協働をつくる「体制づくり」,そし て現場で農産物の流れをつくり,動かす「仕組みづくり」が展開要因がポイント」という評価があります。これまでの取り組みについては生産者とJA、学校側との様々なやりとりがありました。

学校給食でありますので、子どもたちにとってよりよい食につながることを一番に考えて議会でも議論をし続けたいと思います。

※参考小口広太 氏学校給食と連携した都市農業の振興とその意義 ―東京都小平市を事例として―地場産農産物による食育活動で農林水産大臣賞 JA東京むさし小平地区

https://www.jacom.or.jp/noukyo/news/2021/05/210507-51085.php