2020/10/04

【政治家の仕事とは 〜小平市9月議会 補正予算でコロナ対策せず〜】

9.30に小平市議会が閉会しました。非常に残念ですが、議会の質疑で小平市のトップとして今予算でコロナ対策を実施しないことが明かに。全くの「0」です。私たちの会派はコロナ対策を入れる予算をつける予算の再提出を議会で提案しましたが、再び議会では反対多数により否決。(賛成10 反対16)本当にこれでいいのか…他にこんな自治体私は聞いたことがありません。前回の予算でも不急のハード整備に多額を費やし、これまで、各議員がたくさんの要望してきましたが完全にスルーしている市長。市民に説明ができる内容ではないです。本当に悔しいし、申し訳なく思います。なお、今回の市長提案の予算に関しての課題は以下のように考えています。

●コロナ対策がないのはありえない。

●政策化の意思決定がおかしい。コロナ禍で多摩平均有効求人倍率0.6小平市有効求人倍率0.33と言うようなネガティブな数字があるにも関わらず、何も手を打たない。政策過程でポジティブデータを示せない中で対策を打たない政策過程の不可解さ。

●市長の危機感が皆無審査の中で政策化をしないことは市長の指示であることが明らかになった。とても街を見て市民の声を聞くべき自治体のトップの判断とは思えない。

●スピード感がない・8月の事業の結果を見てからと言う答弁があったが、QR コード決済キャンペーンが完了するのは年明け。その他工事も令和3、4年に終わるものもある。遅すぎる。コロナ支援を必要としている方は「今」必要。市長とのスピード感は大きな乖離がある。●オリンピックパラリンピック基金不必要な基金の積み立てはまさに不要・不急である。他のまちは基金を作らずとも事業はできる。

●今後想定される税収減に対して無策来季以降の税収減の危機感があるにもかかわらず、雇用創出・経済活性化の取り組みをせずに何もしない生活保護の自立支援強化など今後予想されるリスクに対してのリスクヘッジもない。

●創意工夫がないイベント中止をただ当たり前のように「中止」判断をしている。オンライン開催など目的に資する創意工夫がない。

●議会軽視保育園の予算化議会の議決を経ずに準備行為として進めている。議員の要望を全く取り入れず予算を作っている。小平市は、市民による、市民のための政治ができているのか。政治家の仕事って何なのか…考えさせられる議会でした。

______議案第47号 令和 2 年度小平市一般会計補正予算(第5号)に対する組替え動議

●提案理由本補正(第5号)ではコロナ対策は皆無であり、そ​ の旨は本会議で担当課より答弁もあった。本当に由々しき事態 である​。​

今、我が国は戦後最大ともいわれる国難を迎えており、当然小平市で暮らす市民の多くにも多大な影響が 生じている。​非常に逼迫をしている市民生活 を守るのは行政として喫緊の課題である。これまで開催された議会で は、全ての議員から本議会一般質問等でコロナ対策に関しての提言や逼迫した市民の声が訴えられていた。

私たち 議員の元には、困窮した状況に対して救済を願う声が日々多く届けられていることを市は重く受け止めるべきであ る。

小平市民を守る最大かつ最後の砦は小平市であり、そのトップは小平市長であることを忘れてはならない。市長 はコロナ対策にリーダシップをとり 迅速かつ可及的速やかに決断をすべきである。以上の理由により、議案第47号 令和 2 年度小平市一般会計補正予算(第5号)について以下のとおり速やかに 組替えの上、再提出することを要求する。

●提案内容

(1)財源の捻出以下の繰入金にかかる補正を取りやめることにより、

(2)の財源を確保する。

財政調整基金繰入金△1億7000万円を0円とする。東京オリンピック・パラリンピック子ども夢・未来基金繰入金△5280万8千円を0円とする。(2)新型コロナウイルス感染症対策のための施策を講じること。 エッセンシャルワーカーへの支援や雇用の創出、高齢者のエアコン設置を支援するための補助制度の創設、 文化・芸 術団体等への支援など。_______