2022/11/29

【手話で伝わるコミュニケーションとまちづくり】

小平市聴力障害者協会創立50周年にお招きいただきご挨拶をさせていただきました。ご挨拶と自己紹介だけですが、手話でお伝えすることができ「伝わる、伝えられる嬉しさ」を感じました。クイズも挑戦させていただき、楽しくコミニュケーションを取れました。コミニュケーションのスピードがゆっくりな影響なのかとても和やかな会となりましたが、長年のご苦労されてこられた歴史も感じるところです。

今後も議会としても暮らしやすいまちづくりを目指して参りたいと思います。

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ご挨拶の内容

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〜このたび、小平市聴力障害者協会が、創立50周年という記念すべき年を迎えられましたことに対し、市議会を代表いたしまして、心からお祝いを申しあげます。小平市聴力障害者協会は、昭和47年の結成以来、激変する社会情勢の中、数々の困難を乗り越えられ、50年にわたり、手話を必要とする聴覚障がい者の意思疎通を行う権利が尊重され、安心して地域で生活することができる社会の実現を目指して、聴覚障がい者の福祉向上にお力を尽くされてきました。歴代の会長を初め、役員の方々並びに会員の皆様に対し深く敬意を表する次第でございます。障がいのある方もない方も「誰もが安心して暮らすためには情報の格差をなくすこと」、そして障がいや様々な社会生活をする中でハードルを感じる方の「壁」を社会が乗り越えるべき「社会課題」と捉え、個人でなく「社会で解決をしていく」ということ、そのような姿勢が必要と考えます。

先日、小平市の日本手話言語条例の勉強会に参加をさせていただきました。

手話にはいくつかの種類があることが分かり、情報の格差を起こさないよう、必要な条例やルールについては先進自治体の動向を注視していくことが大切であると感じました。また、近隣市の大手コーヒショップではサイニングストアと言うスタイルなどもあります。そこでは、聴覚に障がいのあるパートナー(従業員)を中心に、主なコミュニケーション手段として手話を使用し、運営されておられます。

障がいをお持ちの方の雇用創造は社会で考えなければならない課題であり、世界を代表する企業が模範となる取り組みをされておられ感銘を受けるとともに、誰もが自分らしく輝ける環境づくりを追求されておられる姿勢に、今後のまちづくりを担うものとして大変参考になりました。

今後、小平市がとりくむ公共施設の更新・公園施設整備など様々な場面で「誰もが安心して暮らすためには情報の格差をなくすことがどのように実現できるのか」の視点を持って臨んで参ります。障がい者福祉制度は制度改正を重ねてございますが、利用者の皆様や関係機関の皆様に混乱を生じさせることなく、障がい者福祉施策が着実に推進されていくよう、市議会といたしましてもその動向を注視し、障がいのある方がいきいきと自立した生活を送ることのできる豊かな地域社会を築いていくための施策の展開に向け、今後も力を注いでいく所存でございます。

結びに、50周年を迎えた節目の年に新たに会長として馬屋原様が就任され、新体制としてスタートされました小平市聴力障害者協会の益々のご発展と会員の皆様方のご健勝を心から祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

小平市議会議長 松岡 あつし