2023/01/19

【小平市のデジタルトランスフォーメーションは及第点?】

本日、小平のDX(デジタルトランスフォーメーション)の進捗状の報告及び調査がなされました。議論と答弁を聞いた内容として結論としては、ほとんど進んでいないなぁと言うのが率直に受けた感想です。

むしろ推進具合としては、後退している印象を受けました。課題としては様々あると思いますが以下でしょうか。

①32項目デジタル化事業がある中で目標値がなく政策効果が図れ検証ができない。

②利用者視点(市民目線)がなくデジタル化による市民への恩恵が不明

③コロナ禍の中でデジタル化はむしろ後退している。例えば公共施設のWi-Fi設置は議会や市民からも相当数の声があるインフラは進捗が遅れ計画にあるにも関わらず予算化すらできない

④ローカル5Gなど市長公約が明確になっておらず担当レベルにイメージややりたいことが落ちてない

⑤DX推進課に情報集約がなされておらず組織的に機能不全になっている

⑥ 小平市の取り組みは DX ではない。従来通りの ICT 化だ。DX 後の市民サービ ス(居住者だけでなく、訪問者や法人を含む)の将来像を広報し、効果をコミ ットすべきだ。DX の進め方を再度議論すべき⑦現状において市としは及第点と考えていること、、、デジタル化にこだわる理由としては、デジタルが日本社会の中でイノベーションおこせる唯一の因子だと思うからです。

2025年の崖問題はかねてから言われているものです。小平市がデジタルの先進市になれば、多摩・東京の中でもかなり注目されると思います。個人、法人問わず。自治体職員数の減少、ライフスタイルの多様化、人口構造の変化などによる課題が山積がある中で効率的かつ客観的なデータを活用することで、これまでにない政策やまちづくりができるからです。

加えて言うと、推進すべきはデジタル化そのものではなく、地域活性、行政リソースの最大化、住民福祉など、それぞれの自治体が抱える課題をどのように解決して、地域社会にどんな新しい価値を提供するサービスを生み出せるのかということになると思います。

※資料 DX推進ロードマップ