【小倉 將信内閣府特命担当大臣へ自見はなこ内閣府特命政務官へ緊急要望】



【小倉 將信内閣府特命担当大臣へ自見はなこ内閣府特命政務官へ緊急要望】静岡県牧之原市内の認定こども園において、3 歳の園児が通園バスの中に取り残され、熱中症により死亡するという事故が発生しましたことを受けて超党派の全国の地方議員が加盟する子どもの事故予防地方議員連盟として、小倉 將信内閣府特命担当大臣、自見はなこ内閣府特命政務官へ緊急要望を行いました。「大臣と政務官からは事故予防のためにも子どもの関連の予算は地方議会からの声が国に届く事で、確保できる。
引き続き同志として協力をしていきましょう」とのお話をいただきました。
私からは「各議会での現場で今回の事故に対して様々な住民からの声があります。悲惨な事故は今後二度と起こしてはならず、その万全の対策のためには党派と議会を超えて要望をさせていただきました。」とお伝えさせていただきました。急遽にも関わらず、急遽お時間をつくってくださり感謝します。ありがとうございました!
文面は議員連盟の東京都中央区議会議員高橋委員長中心に委員会でまとめていただき、議連のみなさまの想いをお届けさせていただきました。
▶︎子どもの事故予防地方議員連盟http://kodomo-jikoyobo.sub.jp/以下、要望文書を抜粋させていただきます!〜〜〜内閣府特命担当大臣 小倉 將信 様文部科学大臣 永岡 桂子 様厚生労働大臣 加藤 勝信 様令和4年9月12日テクノロジーを活用した通園バスにおける事故予防策と実態調査の実施について (要望)NPO 法人 Safe Kids Japan 理事長 山中 龍宏(小児科医)子どもの事故予防地方議員連盟会長 佐藤篤(東京都墨田区議会議員)日ごろより子どもたちの事故による傷害予防活動にご尽力いただいていること に対し、感謝を申し上げます。私たち NPO 法人 Safe Kids Japan と子どもの事 故予防地方議員連盟は、子どもの事故による傷害(けが)の予防を目的として、 協働して活動しています。
【要望趣旨】さて、すでにご承知のとおり、本年(令和 4 年)9 月 5 日、静岡県牧之原市内の認定こども園において、3 歳の園児が通園バスの中に取り残され、熱中症によ り死亡するという事故が発生しました。 令和 3 年 7 月に、福岡県中間市の保育園で通園バスの中に当時 5 歳の園児が取り残されて死亡した事故が発生し、それを受けて同年 8 月に国から「保育所、幼稚園、認定こども園及び特別支援学校幼稚部における安全管理の徹底について(事務連絡)」が発出され、本年 9 月 6 日にも重ねて「保育所、幼稚園、認定こども園及び特別支援学校幼稚部におけるバス送迎に当たっての安全管理の徹底について(再周知)」が発出されました。迅速なご対応に改めて御礼申し上げます。 しかしながら、昨年に事務連絡を出していただいたにもかかわらず、今回同様の事故が発生したことを、私たちは真摯に受け止める必要があると考え、以下に要望を述べます。
◉早急なテクノロジーの開発と普及 上記、昨年の事務連絡では、具体的な予防策として「出欠状況に関する情報共有の徹底」「ダブルチェック体制の徹底」「危機管理マニュアルの見直し・改定」等を求めていますが、すべて「人」の行動変容を求める内容であり、テクノロジーを活用するという視点が入っておらず、「人」のミスやうっかり忘れを予防、補完するため産業現場や交通機関等では当たり前に使われているテクノロジーが、子ども達の安全を守るシーンではほとんど使われていません。すでに諸外国ではこのような事故を予防するためのテクノロジーや仕組みが開発・実装されており、日本でも、昨年の事故後いわゆる「車内置き去り検知システム」の開発が進み、通園バスに後付けできるシステムも登場しています。 国におかれましては、このようなシステムの開発に関する支援および導入に向けた支援(補助金等)を進めていただきますよう強く要望いたします。
◉実態調査と事務連絡の実効性を高めるための自治体との連携 また、再発防止に向けた検討を進めるためには、通園バスの安全性に関する実態調査が必要と考えます。地方議員としても、各議会からも働きかけるものの、対応は自治体によって異なる現状です。全国において行政主体の調査を速やかに実施するため、また、保育・幼児教育を担う事業者にも迅速な回答の協力を求める必要があるため、国に主導的役割を担っていただきたく、ここで要望申し上げます。
【要望項目】
1、システム開発に関する支援の実施 2、各園に対するデジタルシステム導入のための補助金等支援の実施 3、行政主導による実態調査の実施と安全の確認 4、保育・幼児教育を担う事業者に対する調査回答協力の要請 令和 5 年 4 月には「こども家庭庁」が設立されますが、それを待つことなく、 本件に関しては速やかに実施していただきますようお願い申し上げます。